しゅふ探

主婦の見たい!知りたい!定番から流行りの話題までいろいろ共有したいことを綴っています!!

供血犬・供血猫の存在ってご存知ですか?

       f:id:syufutantei:20180324215415j:plain

 

みなさん、こんにちは!マウです。

 

いつもブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。

 

今日はちょっとシビアなお話・・・

 

もし、みなさんのお宅の可愛いワンちゃん・ニャンちゃんたちが病気に

なったり、ケガをして “ 輸血 ” が必要になったら?!って、考えられたこと

ありますか?

そして、『供血犬・供血猫』という子たちがいるのを、ご存知でしょうか?

 

供血犬・供血猫とは・・・

動物病院に我がワンニャンたちを連れて行ったとき、その病院に “ 看板犬・

看板猫ちゃん ” や “ 病院のアイドル〇〇くん・〇〇ちゃん ” と言われている

子たちを見かけたことありませんか?

 

その名の通り、本当に “ 看板犬・看板猫 ” “ アイドル犬・アイドル猫 ”として

飼われている場合ももちろんありますが、特に緊急患者や重症患者を受け入れる

ような病院では、そこにいる比較的カラダが大きな犬・猫ちゃんたちは、輸血を

必要とする患者さんのための“ 献血ドナー ” として飼育されていることが

多いんです。

 

欧米などと比べて、日本ではまだまだ動物医療の遅れが気になりますが、

アメリカではすでにワンちゃん専用の血液バンクがあったり、街では献血車

走っています。日本国内でも一部の病院では、血液専用の冷蔵庫や冷凍庫などを

導入して、供血犬・供血猫の負担を軽減させるところもあります。

 

日本はと言うと、犬・猫ちゃんたちには人間のように日本赤十字社の血液センター

のようなものがありません。そのため、健康で若い大型の犬・猫ちゃんたちが

供血犬・供血猫として血液を提供する役割を果たしてくれているのです。

 

ただ、病院にいる供血犬・供血猫だけでは輸血を必要とする、数多くの重篤

患者さんを助けるには負担が大きすぎるため、一般のご家庭にいる飼い犬や

飼い猫に献血ドナーとして協力してもらう呼びかけをしている病院や医療

センターもあります。

 

 

献血ドナーになるには・・・ 

f:id:syufutantei:20180327140751j:plain供血犬 献血ドナーの条件 f:id:syufutantei:20180327140751j:plain 

1. 年齢・・・ 1歳以上7歳以下

2. 体重・・・ 最低10㎏以上(病院によって違いあり)

         <採血できる量が多いため、大型犬の方が望ましい>

3. 健康であること

4. ワクチン接種を受けていて、フィラリア予防やノミ・ダニ予防済み

5. 全身性の感染症皮膚疾患がないこと

6. 男の子:交配予定がないこと

      女の子:避妊手術を受けていて、妊娠・出産経験がないこと  

7.  過去に輸血を受けたことがない

8.  過去に血液感染する病気にかかったことがない

9. 病院に慣れていて、麻酔をかけずに採血可能な温厚な子

 

 * ワンちゃんの場合、秋田犬は他の犬種より赤血球細胞内のカリウム濃度が

  濃いため、献血不可能となっています。

 

f:id:syufutantei:20180327140751j:plain供血猫 献血ドナーの条件 f:id:syufutantei:20180327140751j:plain

1. 年齢・・・ 1歳以上7歳以下 

2. 体重・・・ 4kg以上

3. 健康であること

4. 完全室内飼い・お外猫との接触がないこと

5. 毎年、混合ワクチン接種を受けている

6. 猫免疫不全ウイルス・猫白血病ウイルスが “陰性” であること

7. 全身性の感染症皮膚疾患がないこと

8. 男の子:交配予定がないこと

    女の子:避妊手術を受けていて、妊娠・出産経験がないこと

9. 過去に輸血を受けたことがない

10.  病院に慣れていて、麻酔をかけずに採血可能な温厚な子

 

* ワンちゃん・ニャンちゃんともに1回献血をすると、次の献血まで

  約1~2ヶ月の期間を空ける必要があります。 

 

 

ワンちゃん・ニャンちゃんたちの血液型って?

 

  ワンちゃんの血液型は13種類もある!!

  f:id:syufutantei:20180327152340j:plain

なんと!?ワンちゃんの血液型は13種類も存在します。そして、今もなお

研究が続いていて、まだ種類が増えつつあります。例えば、2007年に

ダルメシアンから発見された「Dal」は新しい血液型である可能性が高いとの

研究結果が出ています。

 

たくさんの血液型がある中から個体数が少ないものを外すと、世界で認知

されているのは8種類です。その分類の仕方は血液に含まれる赤血球表面の

抗原の形によって、決まります。

● DEA1.1

● DEA1.2

● DEA3

● DEA4

● DEA5

● DEA6

● DEA7

● DEA8 

と、いう血液型が主な8種類です。

 

* DEAとは「Dog Erythrocyte Antigen」の略で、『イヌ赤血球抗原』という

意味です。

 

人間はABO式血液型で分けると、1人に対して1種類の血液型しかありません

よね。「Rhプラス」「Rhマイナス」という “ Rh抗原 ” で分けたとしても、それ

ぞれ「Rhプラス」「Rhマイナス」が加わるだけです。

 

しかし、ワンちゃんの場合は一匹で、複数の血液型を同時に保有できます。

例えば「DEA1.1+DEA5」であったり、「DEA1.1+DEA7+DEA8」という

ふうに。その中でも輸血の際に最も重要なのが、「DEA1.1抗体」を保有して

いるかどうかです。

 

実はほとんどのワンちゃんが「DEA1.1抗体」の保有率が低いため、異なる

タイプの血液が混ざると、拒絶反応『抗原抗体反応』を引き起こす可能性が

高くなるためです。

 

 

  ニャンちゃんの血液型はA・B・AB型の3種類

f:id:syufutantei:20180327165716j:plain

 そう、ワンちゃんと比べてニャンちゃんの血液型はとてもシンプル。

A・B・AB型の3種類だけで、O型はありません。血液型はパパ猫とママ猫から

ひとつずつ受け継ぐ血液型遺伝子の組み合わせによって決まります。

 

例えば・・・

A型のニャンコは「A型遺伝子+A型遺伝子=A型」

          「A型遺伝子+B型遺伝子=A型」

                            「A型遺伝子+AB型遺伝子=A型」の3パターン

 

AB型のニャンコは「B型遺伝子+AB型遺伝子=AB型」

         「AB型遺伝子+AB型遺伝子=AB型」の2パターン

 

B型のニャンコは「B型+B型遺伝子=B型」の1パターンです。

 

日本のニャンコはA型が全体の約95%、B型が約4~5%、AB型は1%にも

満たない程度しかいません。

血液型と品種の割合で言えば・・・

【A型】アメリカンショートヘア

    シャム

    ベンガル

    メインクーン

    トンキニーズ

    ロシアンブルー

    ノルウェージャンフォレストキャット

    雑種猫

 

【B型】スコティッシュフォールド

     ヒマラヤン

     ペルシャ

     アビシニアン

     バーミーズ

     ソマリ

     スフィンクス

 

《AB型に関しては、全体の1%にも満たない確率でしか生まれないので、

 とても貴重で珍しい血液型ですね。》

 

* ワンちゃんもニャンちゃんも万が一のときのために、健康なうちから

  血液型検査を受けておくことがとても大切ですね。  

 

 

数多くの仲間の命を救った供血猫『ばた子』ちゃんの本は必読!!

供血猫で有名な “ ばた子ちゃん ” という子がいました。どんな事情があった

のかは分かりませんが、、、心無い最低な飼い主(スミマセン。キツイ言い方

で。。。でも、どうしても許せなくて。。。)がばた子ちゃん4歳のときに

飼育を放棄し、「安楽死させてほしい」と病院へ連れてきたニャンコでした。

 

でも、獣医さんは「死なせたくない」と思い、供血猫としてばた子ちゃんを

引き取ることにしました。それからばた子ちゃんは自らの血でたくさんの命を

救って、供血猫としての役割を全うして12歳で天国へ旅立ちました。

 

ばた子ちゃんのお話は『空から見ててね いのちをすくう “ 供血猫 ” ばた子の

物語』(集英社みらい文庫)という本で知ることができます。

供血猫として働いたばた子ちゃん・本の著者である病院専属のトリマー

『はせがわまみ』さんとの交流などが描かれています。

 

ぜひ、読んでいただきたい1冊となっています。

 

本日もありがとうございました。

 

 

スポンサーリンク